歯周病とはWHAT IS periodontal-disease DISEASE?

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる歯茎の病気です。日本では成人の多くがかかっている病気とされています。
歯と歯茎の境目の汚れを放置すると、そこに細菌がたまり、歯茎に炎症が起きて赤くなったり、腫れたりします。この炎症が進行すると歯と歯茎の境目が深くなり、最終的には歯を支える土台である歯槽骨が溶けて歯がグラグラと動くようになってしまいます。ぐらつきが進むと、最悪の場合歯が抜け落ちてしまうこともあります。

歯周病の症状
こんな症状が出たらすぐに歯科医院へ!

歯周病は初めの段階では自覚症状が出にくく、症状が悪化してから発見されるケースも少なくありません。しかし、歯周病は進行すると歯を失う可能性もある怖い病気です。以下のような歯周病の兆候が見られたら早めに歯科医院で診察を受けてください。

こんな症状が出ていたら
赤信号です。

  • 口臭が気になる
  • 歯みがき時に歯茎から出血する
  • 歯肉が赤く腫れている
  • 歯がぐらつく
  • 歯茎が痩せる
  • 口の中が粘つく

定期検診を受け、
日ごろからケア
していくことが大切です!

歯周病は進行し続けると歯を失うことになる重大なお口の病気です

定期検診を受け、
日ごろからケア
していくことが大切です!

歯周病の治療についてABOUT TREATMENT OF DENTAL CARIES

進行度合いによる治療方法

  • 歯肉炎・軽度歯周炎

    症状

    歯ぐきが腫れ、炎症が起きている状態です。口臭がでやすくなったり、歯みがきの際に出血しやすくなります。

    治療法

    歯磨き指導

    正しい歯磨きで原因となる歯垢を自分で落とせるようにします。

    スケーリング

    歯みがきでは落としきれない歯石に関しては、スケーラーという器具を使って取り除きます。

  • 中等度歯周炎

    症状

    あごの骨が溶けかけている状態で、舌で歯を押すと歯がぐらつくように感じます。歯ぐきの腫れや出血、口臭が強くなってきます。

    治療法

    ルートプレーニング

    歯周ポケット深く付着した歯石やプラークを、「キュレット」という器具でしっかり取り除きます。また、歯の表面を滑らかにし汚れの再付着を防ぎます。

    歯周ポケット掻爬(そうは)術

    ルートプレーニングで落とせないようなさらに奥深くに歯石が付着している場合、歯ぐきに局所麻酔を施して汚れを除去します。

  • 重度歯周炎

    症状

    歯ぐきが下がり歯根が見えている状態で、いつ歯が抜け落ちてもおかしくないくらい、歯がぐらつきます。歯と歯茎の境目から膿が出て口臭もさらに強くなります。

    治療法

    抜歯

    歯周病が重度まで進行してしまうと、9割以上、抜歯となります。

進行度合い 症状 治療法
歯肉炎・軽度歯周炎 歯ぐきが腫れ、炎症が起きている状態です。自覚症状はまだほとんどありませんが、口臭がでやすくなったり、歯みがきの際に出血しやすくなります。

歯磨き指導

正しい歯磨きで原因となる歯垢を自分で落とせるようにします。

スケーリング

歯みがきでは落としきれない歯石に関しては、スケーラーという器具を使って取り除きます。

歯肉炎・軽度歯周炎
中等度歯周炎 あごの骨が溶けかけている状態で、舌で歯を押すと歯がぐらつくように感じます。歯ぐきの腫れや出血、口臭が強くなってきます。

ルートプレーニング

歯周ポケット深く付着した歯石やプラークを、「キュレット」という器具でしっかり取り除きます。また、歯の表面を滑らかにし汚れの再付着を防ぎます。

歯周ポケット掻爬(そうは)術

ルートプレーニングで落とせないようなさらに奥深くに歯石が付着している場合、歯ぐきに局所麻酔を施して汚れを除去します。

中等度歯周炎
重度歯周炎 歯ぐきが下がり歯根が見えている状態で、いつ歯が抜け落ちてもおかしくないくらい、歯がぐらつきます。歯と歯茎の境目から膿が出て口臭もさらに強くなります。

抜歯

歯周病が重度まで進行してしまうと、9割以上、抜歯となります。

重度歯周炎

歯周病治療の流れTHE FLOW OF periodontal-disease DISEASE TREATMENT

  1. 現状の分析
    (目視検査・レントゲン)

    まずは医師が目視で歯や歯茎の状態をチェックします。
    その後レントゲンで歯やあごの骨の状態を確認し、現在患者様のお口の中がどのような状態なのか正確に分析します。

  2. 医師による
    治療方針の説明

    お口の中がどのような状態なのかがわかったら、今後の治療の方針を決定します。
    患者様にもご理解いただけるよう、医師からどのような治療が行われるのか丁寧にご説明します。

  3. 口腔ケア指導

    当院では治療前に、歯科衛生士による口腔ケア指導を受けていただいています。
    しっかり歯磨きができるようになり、歯茎の状態が良くなってから歯周病治療を行います。
    ※すでに症状がある場合は先に治療を行います。

  4. 歯周病の治療

    事前に説明した治療方針に従い治療に入っていきます。患者様に負担がかからないよう配慮しながら治療を行います。痛みに弱い・怖いなど心配なことがありましたらいつでも医師にご相談ください。

  5. 定期検診

    当院で治療を受けられた患者様には3ヶ月に1度程度の定期検診をおすすめしています。
    定期検診では、治療した歯にその後異常がないか、新しい病気の兆候がないかなどをチェックし、病気が重篤になることを防ぎます。

歯周病は、定期検診で早期発見できれば歯磨き方法の改善で食い止められます。

治療後は3ヶ月に1 度ほどの定期検診をおすすめしています。
定期検診では、治療した歯にその後異常がないか、またかみ合わせなどに変化がないかなどをチェックし、病気になることを未然に防ぐ効果があります。